月: 2023年9月

今週のジャンプ(2023年43号)

  • ツーオンアイス(新連載)
    社交ダンスだかの漫画は昔あったっけ?スポーツ×ラブコメ(?)は既に『アオノハコ』が存在しているが、あだち充的な淡白さを感じるあちらと比べるとなかなか濃い目の味付け。第一話ってことで展開がめちゃくちゃ急な感じでなんかWEB漫画っぽいけど、話自体は割と王道な感じで好みかな。今回の新連載群はなかなか期待できるね~。
  • ワンピース
    なんとなく幼稚っぽさが漂っていたボニーだが、ここにきて本当に子供なのでは…という伏線が出てきてにわかに悲壮感が漂い始める。パンクハザードといいモモの助といいこの漫画の子供はろくな目に合わないなぁ。
    そして次号休載。わかりきってたことだが、ルフィ達にフォーカスすると展開が遅い!
  • あかね噺
    師匠やら同期やらが続々出てくる展開。高座をやってるときよりこういう幕間でいろんなキャラが出てくる方が面白い気がする。もしかしてあかね噺ってワンピースと同じなのか!?1
  • ヒロアカ
    デクが子供向けのヒーローだとしたら、エンデヴァーやオールマイトは大人向け、というかかなり上の読者層に向けたヒーローだろう。そんなに熱心に追いかけてる漫画ではないが、すべてを失ったヒーローの振る舞いにこそ真のヒーロー性が発揮される、という作者のヒーロー観は作中通しても一貫してるし、王道まっすぐという感じがして好きだ2。他の漫画なら恥ずかしがって描かなそうなベタベタの展開を超画力でカバーして出してくるのはこの漫画の大きな魅力の一つでもある3
  • カグラバチ
    陰影の描き方は岸本フォロワーだなぁ。世界観もなんとなくそんな感じだし…
    そして相変わらず絵が上手い!化け物ぞろいの現連載陣でも結構上位に位置するくらいの上手さかも。ギャグセンスは妙~な感じだけど、このまま変に外さなければ軌道には乗れそうかな?
  • 呪術廻戦
    知らんぷりするのも癪だし、こういう4場所なのであえて言及するが、先週くらいから今号のネタバレが跋扈していてインターネットはそれはもう酷い有様だった。電子版というものが存在するのに正規の読者がネタバレを警戒しなきゃいけないなんてのがそもそも異常な状況だし、集英社も自分のとこの雑誌の商品価値を下げるような真似をいつまでも放置しておくなよなとも思う。もちろんバレだけ見て展開にブーたれてる奴なんかは言語道断だけど。
    というわけで真っ二つ。いろいろ理屈はこねくり回したがここまでバッサリ殺されるとぐうの音も出ないというのが正直なところ。大人気キャラをサクッと殺す芥見のドライさにも脱帽だが、何よりここまでの展開が死亡を前提としたキャラの死亡を前提とした話だったということにビビらされる。ただ展開を急ぎすぎて封印解いてからの流れはちょっと茶番っぽくなっちゃったかなぁ。教師・五条悟としての生き様を見たい感じもあったけど、結局後進うんぬんではなく五条個人の話に帰結しちゃったのも残念。まぁどこまで行ってもそういう男だったというお話ではあるんだけど。ち~ん。
  • 鵺の陰陽師
    今戦ってるやつ和月伸宏の漫画に出てきそうな見た目してるよな。
  • 魔々勇々
    母親?と別れる流れに。異色のバディものかと思いきや、なんか思ったより普通のファンタジーになりそうな気がする……もっと変な展開やって良いんですよ。
  • キルアオ
    敵の二人組も憎めない感じでなかなか味がある。今後仲間になるかは微妙だけど、結構ほっこりした漫画なので意外と普通に仲間になってくれるかも?そしてテンマ君はスポーツ万能なのを活かしてスポーツ技で戦う感じになるのか?一人アイアンリーガー5的な…
  • 暗号学園
    今後の展開を匂わせつつパパっと9人チーム結成。サブ主人公(?)のきょらりんとその懐刀のたゆたん以外は前回とはガラッと違う組み合わせに。マダミスでちょっと絡んだ人もいるけど、縁ちゃんと朧以外は今回で掘り下げる感じになるのかな。そしてなぜか紛れ込んでるE組の人。まぁ諜報クラスだし、意外な活躍をしてくれるかも…?
  • アンデラ
    相変わらずリップが良い奴すぎて話がどんどん進む!イケメンなのでこの漫画のロマンス成分も一手に引き受けてる気がする。ループ後全般に言えることだけど、作者の筆が乗ってる感じがひしひしと伝わってくるね~。
  • アスミカケル
    なんか掲載順が怪しくなってる!地味に面白い感じだったが、やはり地味なのか!?
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今週のジャンプ(2023年42号)

仕事仕事仕事で死ぬほど疲れた先週でした。
月曜休みだとマジでジャンプ出るタイミングわかんなくなるんだよね1
遅くなったので感想もちょっとだけ!

  • カグラバチ(新連載)
    ヤクザが~刀が~みたいな感じのこういう話は読み切りで10回以上見たような気がするが、とりあえず演出は割と良いかな。世界観の説明は2話以降でやるか、おいおい明かしていく感じのどっちかなのか。絵はまぁ呪術とかチェンソーとかのスレた系2の絵柄っぽい感じ。先週の『魔々勇々』もだけど、こっちも期待できそう。
  • サカモト
    平助はなんとなく上終に弟子入りする感じだと思っていたがなんとここで直接対決。射撃についてはお互いに最強クラスの扱いなので決着は割と気になるところ。
  • ワンピース
    モチーフがモチーフだからしょうがないが、大将のやり取りは完全にヤクザの世界と化している。ちなみに『仁義なき戦い』は全作見たことがあるが、黄猿のモデル・田中邦衛はヤクザ映画では小悪党な役回りが多いので黄猿のイメージとは微妙に異なるかも。『北の国から』的な人の良いおじさんのイメージを取り入れた怖いおじさん、というキャラクターはなんだかんだでワンピースオリジナルかな?3
    最後のページではまたまたギア5が登場。圧倒とは行かないまでもいい勝負はできるか?
  • 魔々勇々
    結構エモ系に寄せてきたというか、どんどんジャンプっぽくない漫画になりつつある。まぁ『あかね噺』『ルリドラゴン』とかもあるので、最近はあえてジャンプらしくない漫画も取り入れてるんだろうけど。
  • ヒロアカ
    【性癖を感じるキャラリスト】
    エンデヴァー
    オールマイト
    ==(性別の壁)==
    なんか助けられてたケモのモブの人
    液体出すピンクの人
    カエルの人
    ミルコ
    ==(ケモの壁)==
    トガちゃん
    アメリカの人
    ライフルの人
    ==(ニッチ性癖の壁)==
    八百万
    波動ねじれ
    葉隠
  • アンデラ
    リップが良い奴なので割とサクサク話が進んでいる。こんなに良い奴なら逆になんで前ループあんなスレた奴になってたんだよという感じもするが、まぁ良い奴だからこそああなってしまった部分もあるんだろう。ビリーとかもそんな感じだったし…
  • アスミカケル
    こっちは兄貴がもう普通に良い奴と化している。もともと宿敵というよりは超えるべき壁という感じで、あんまり因縁を描くつもりはないのかな。極悪人みたいなやつな奴が出てこないのは最近の漫画らしいっちゃらしいかも。
  • 一ノ瀬家の大罪
    ??!?w???!!www!?????WW
  • 暗号学園
    !!??4
  • ドリトライ
    「最終話 令和」でなんか笑ってしまった。意外と最終話としては結構誠実な話にまとめたかな?打ち切りなりにそれなりに作者のエールは伝わったよ。まぁだからと言って今までの奇行がチャラになるわけではないけど…
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今週のジャンプ(2023年41号)

新連載が投入される時期に突入。
ということは切られる漫画もあるわけで…

  • 魔々勇々(新連載)
    なんかジャンプっぽくない題材だなぁ(そして今更勇者もの1かよ)と思ったのだが、蓋を開けてみるとなかなかの実力派っぽい。題材がコテコテなのもそれ以外の画力や演出に自信があることの裏返しなのかも。読み切りっぽい展開だったので今後どういう話を展開するかが気になるところだが、ゲストキャラの見せ方とかも良かったのでそこらへんも割と期待できそうかな。
  • サカモト
    チケット争奪戦という小休止的な話かと思いきや、すでに名前の出ていたキーキャラの紹介だったという回。細かい伏線をちりばめながら最後の大ゴマでドンッと明かす感じはワンピースっぽいカタルシスがあってなかなか良かった。今回の編では平助がフィーチャーされているので、ここではスナイパー対決をやることになるのかな?
  • 呪術廻戦
    なんやかんやあって五条のムラサキ2が炸裂!マコラ破壊!まだまだ宿儺側の手札はありそうなので何とも言えないが、とりあえず搦め手なしなら五条のほうが強いのかな。宿儺としては割とプライドもへし折られてそうなのでそこら辺の反応も気になるところ。
    今週のピンチ:「勝ち」とか言われたらもうそれは負けるじゃん!ターン制だし!
  • 逃げ上手の若君
    ダラダラした展開が一転してハードに。史実では負け戦ばっかっぽいので、今後もキャラはバンバン死にそうだなぁ。
    来週は珍しく休載。アニメの準備とかで忙しいのか?
  • キルアオ
    環境利用闘法もサカモトではしょっちゅうやってるのであれだが、アクションもあそこまでとはいかないまでも結構見応えはある。スポーツ漫画やってただけはあるね。
  • アンデラ
    キャラ紹介して、不幸が襲い掛かって~という流れはもはやループ後のパターンとなっているが、それでもループの積み重ねがあるので毎回引き込まれる。リップがめちゃくちゃ良い奴なのもアンデラらしい展開で良し。そういや仲間はかなり大所帯にはなったが、ストレートなイケメンはこいつくらいしかいないような気もする…
  • アスミカケル
    ジムのおっちゃん良い人すぎだろ!帯あげて、テストして、試合にも付き添って…良い人すぎだろ!二兎側も恩をきっちり返すためにちゃんと話をつけてるし、やはりいろいろと真面目な漫画だなぁ。
  • 暗号学園
    新章突入からの再びの仲間集め。今回は大所帯になりそうなのでちょっと変わったメンバーも入れてほしいかなぁ。そしてA組最強の女(?)夕方の過去が明らかに。やはり東洲斎一派は何となくジトっとした重めの過去がウリなのか?あと東洲斎さん良い人すぎだろ!
    最後はいろは側から説得したい人がいるとのヒキで終了。要塞村にもう一回アプローチかけるのかなぁと思ったけど、ここはあえていろはのいってことで最初の友達の縁ちゃんだと予想。
  • ドリトライ
    今更ながら監修協力が付いてることに気づいたが、この漫画のどこの何を監修するんだ?
    というわけで知らんおっさん大勢の励ましを受けて親父越え。爆速で妹の病気も治りご愛読ありがとうございました…とはならず次号へ続く。もうやることなさそうだけど、まだ何か特大の爆弾を落とす気じゃ…
  • テンマクキネマ(最終回)
    特に盛り上がりもなく連載終了。映画撮影は工程がかなり多い作業なんだろうけど、それでも一本ずつゆっくり進めずに小さなゴールを少しずつクリアしていく感じ3にしてほしかったかなぁ。今なにをしているかがかなり把握しづらかったのがちょっと残念だった。お疲れさまでした。

 

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今週のジャンプ(2023年40号)

改変期に入りにわかに巻末圏の連載がざわついてきた気がする。盛り上がるのがおせーよと思いつつ今週もGO!1

  • ワンピース
    黄猿戦スタート。サラッと黄猿の過去にも触れてたが、そういやちょっと前は青キジも掘り下げてたので順当にいけばエルバフあたりで赤犬の過去にも触れるのかな?割と壮絶な過去がありそうだけど。それにしても大将といえば実在のモデルが存在することもあって半ば絶対に倒せない存在みたいな扱いだったが、こうしてタイマンで戦う日が来るとは…としみじみ。
  • 呪術廻戦
    まだまだ続く五条vs宿儺。作中ではなんだかんだ言ってたが、みんなが助太刀に行かない理由はまぁ話の都合が結構でかそうかなぁ。乙骨2だけ行かせて切り札出してくれるんなら別にそれで良くない?とも思うし…
    てなわけでじわじわと限界を迎えている五条。領域とマコラを落とせれば十分御の字だと思うけど、どこまで削り切れるやら。
    今週のピンチ:安いもんだ…腕の一本くらい…3
  • あかね噺
    後輩に追い抜かされる兄弟子の話。大人になるとどこかでこういう壁にはぶち当たるもんだと思うけど、この手の展開が受けてるあたり、ジャンプの購読年齢層もかなり上がってきてるってことなんでしょうね4
  • アンデラ
    リップ編突入。前ループで一番こじれた(そして一番悲惨だった)のがこいつ関係の話なので、この話を待っていた読者も多いのでは。今までのメンバーは割とサラッと拾った話も多かったけど、ここに来てちょっと重めな話にはなりそう。
  • 夜桜
    末っ子編が終わり。これで全員だっけ…?老若男女問わずどんなキャラでもかわいらしく描けるのがこの作者の強みではある。キャラデザ関係の仕事とか向いてると思うんだけどどうかな。
  • アスミカケル
    なんか長い因縁になりそうだった兄貴と普通にジイちゃんの話とかしている。まぁでも変に戯画化せず地に足のついた人間で構成されている感じはジャンプではなかなか珍しいかも。お互いに普通に話せるんだけど妙~なわだかまりがある家族関係というのもなかなか生々しい。
  • 暗号学園
    前約束通りバームクーヘンパーティーの回。特に大きなギスりも発生せずということで、今後はB-F組の連中もまるっと仲間になるのかな?
    そして新章開幕。早速学年大将5の計らいでB-F組にも2つずつ眼鏡兵器を譲渡しているということで、やっぱり今後も別クラスの活躍はありそう。
  • 一ノ瀬家の大罪
    次にくるマンガ大賞の3位に選ばれたらしい。う~ん…。ちなみにジャンプからの候補は一ノ瀬・暗号6・人造人間7の3つだったらしい。う~ん…?
  • アイスヘッドギル
    なんとなく絵面は賑やかにはなっている。意外と硬派なファンタジーをやろうとしてそうな気はするが、それは『ギンカとリューナ』8とかも同じだったか…
  • ドリトライ
    いきなりパンチで人を吹き飛ばして地面をえぐり取ったり9、逆シャアみたいな展開が始まったりでもうやりたい放題である。ここまでくるとヤケになってる感もあるが、思えばシオマネキみたいな腕のやつが出てきたころからもうおかしかった気もする。ブレーキなんて無かったんだよ。最初から。
  • 人造人間100(最終回)
    どでかい花火が爆音で打ちあがってる後ろでこちらはしっとりと連載終了。5巻くらいでこの終わりならまぁ打ち切りだとしても十分でしょう。いろいろと地味だったり噛み合わなかったりして惜しい漫画だったけど、要所要所でインパクトのあるポイントはあったのでうまいこと時流に乗れればまだまだ日の目は見られると思います。お疲れ様でした~ 続きを読む
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